今回のツヅキネーゼ西村真由美さんは、「いけばな」の先生です。「いけばなと聞いても、何か分からないお子さんもいるような時代なんですよね。」 だからこそあえて多くの人に教えていきたい!という熱い情熱をお持ちの方です。いけばなに対する思いや、今後の夢などを伺ってきました。
●いけばなを始めたきっかけ…
まず、いけばなを始めたきっかけは、「母がもともと小原流のいけばなの先生だったのです。私が子供の時から、玄関や和室だけでなくトイレや台所など家の中いたるところに、お花がさりげなくかざってありました。そして、母がお稽古で使った残りの花材は、遊び道具でもありました。」と小さいころから、身近にお花に接してきた西村さん。
しかし、子供の時からいけばなのお稽古していたわけではなかったそうです。
社会人になってから、お母様とは違う先生に習い始めたそうなのですが、「仕事でどんなに疲れていても、お稽古に行ってお花に触っていると、お花のみずみずしさに、心の底から癒されたのです。 それはきっと生き物であるお花から生命のエネルギーをもらっていたのですね。」
そのことに気づいてからは、「いけばなの道を進んでいこう!」と、一生懸命お稽古に通いながら、フラワーデザインも学び、5年前ほど前からご自宅で花教室を始められました。
こちらの教室では、主にフラワーアレンジやドライフラワー中心に教えているそうですが、いけばなのみを教える教室を始めたいとの思いから、2011年7月グリーンライン北山田駅近くにあるフラワーショップ咲花伊さんの2階で、小学生と大人向けのいけばな教室を始めることになりました。
●「いけばな」へのこだわり
西村さんが、「いけばな」にこだわるのは、どうしてでしょうか。
「日本人として、昔から伝えられてきたいけばなの技術を、残していきたい!という、使命感なんです。この使命感は、自分のどこから出てきているのかは分からないのです。でも、最近の世の中は、いろいろなことに対して簡単なものに流れる傾向があると思っているのですが、いけばなはそうではない。素材の出生(自然界での姿)を大事にするため、生け方には規制もあるし、習ったお花を持って帰ってまた同じように生け直すめんどうくささもある。でも、本当に「いいもの」は後世に残していかないといけない。残していくべきだという考えが、自分の中にあるんです」
「ただ、昔のままをそのまま伝えるだけでは、だめだと思っています。特に都筑区は、新しいまちで、最近作られたマンションなどは、和室があっても床の間がなく、また和室さえもなかったりします。このまちで教えるには、このまちの家にあういけばなを教えていきたいと思っています。」
伝統をそのまま継承していくのではなく、基本はしっかり守りながらも、新しいものも取り入れていこうとする西村さんの姿勢に、いけばなを始めてみたいと思う人が増えていくといいですね。
●西村さんおすすめのお店
西村さんは以前お住まいだった町で、「空と空気がない」と感じ、いつかは高原に住みたいと思っていたそうです。ところが、都筑区で家を探した時、緑が多くて、階段を登りきって高台にあがった時、『空が広い!』と感じた、今のお住まいのマンションからの眺めに一目ぼれしたそうです。住んでからは、もう高原に住みたいとは思わなくなったそうですよ(笑)。都筑区の緑の多さは、多くの方の心を惹きつけ「ここに住みたい。」と強く思う源になるのだなあと、記者も含めた住民にとって、本当に誇らしいことです。
教室でお稽古するお花は、生徒さんが自分で1階のこの「咲花伊」さんから選んでくるそうです。「とにかくここのご夫婦、センスと人柄の良い方なんです。咲花伊さんありきで、いけばな教室が始められました。「店長さんが作るアレンジメントはスタイリッシュでとても素敵です。」
>>フラワーショップ「咲花伊」の紹介ページはコチラ
こだわりの家具に囲まれた、ハワイアンテイストの素敵な美容室。子供連れには、個室でカットしてもらえるなど、細やかな心配りをしてくれるお店です。
>>美容室「GLUNGE」の紹介ページはコチラ
●お花のある豊かな生活をつたえたい…
「お花は決して裏切らない」という西村さん。フラワーアレンジでもいけばなでも、生のお花を触っていることが心の底から大好きだそうです。
「生のお花のエネルギーを、一人でも多くの方に感じていただきたい。そしてお花を生けることによって、生活に豊かさが生み出されることを提案していきたいと思っています。」
あなたも是非「お花のある暮らし」、はじめてみませんか?
◆◆ 連絡先 ◆◆
いけばな小原流 北山田教室
- ジュニアクラス: 第1・3土曜 10:30~12:30
- 一般クラス: 第1・3土曜 14:00~17:00
メール: hanakazu2010@yahoo.co.jp ※@は半角にしてから送信下さい。
公式ブログ:http://ameblo.jp/hanahanaikebana/